コスギが青く染まった日 ~第1回 コスギブルーパークを振り返る~

いやはや昨日は凄まじい「等々力劇場」でした。
ベガルタ仙台をホームに迎えた川崎フロンターレは、
不可解なジャッジに振り回された感もありますが、
なにしろ前半で1人退場→2点先行されてからの終盤怒濤の3得点!
最後はクロスバーにも助けられ、3−2の逆転勝利を収めました。
これチームは色々なものに勝ったんじゃないかと思ったのですが、
この日2ゴールの小林悠主将は、、
「勝ったことは大きかったが、今日は結果だけ。内容は良くなかった。後半にうまく取り返せたことよりも、前半の戦いを見つめ直さないといけない」
と、冷静に省みています。
まだシーズンは続きますからね。
引き続き素晴らしいゲームを見せていただきましょう。
そしてベガルタ仙台にもね、来季また等々力に来て熱い戦いを見せていただきたく!

 

さて前置きが長くなりましたが今回は、、、もうひと月も経つんですねえ。
9月16日(土)に武蔵小杉駅前で開催された「第1回 コスギブルーパーク」を振り返りたいと思います。

実行委員会で代表を務めたサポートカンパニー「azzurro private salon」オーナー・宮田一信さん、
副代表を務めたサポートショップ「KOSUGI CURRY」オーナー・奥村佑子さん、
同じく副代表でサポートカンパニー「有限会社ねこのしっぽ」代表取締役の内田朋紀さん、
よろしくお願いします。

 

――まずは初の開催、おつかれさまでした! 手作り感と温かみがありつつ運営はスムーズだったなと思います。来場された皆さんも笑顔で、素敵な1日でしたね。

内田さん:天候が不安定ななか、多くの方々にお越しいただき感謝申し上げます。「フロンターレを応援して地域の活性化につなげる」と、言葉にするのは簡単ですけど形にするのは大変でした。

コスギブルーパーク実行委員会の副代表を務めた奥村佑子さん(左)と内田朋紀さん(右)

 

――何をするのか、どうするのか、手探りの開催でしたものね。

宮田さん:組織づくり、呼び掛け、情報伝達、意思疎通、手段、手順、費用、協賛、許可、申請、準備、運営、集客、そして開催……。すべてが自分にとっては初めてでした。何とか前例をつくることができて、いまようやく「フロンターレを応援して地域の活性化につなげる」というコンセプトを具現化できたと実感しています。

ずーーーーーっと暗中模索で、どういう結果になるか当日まで見えなかったもので。

実行委員会代表の宮田一信さん(azzurro private salon)閉会の挨拶では感極まって…

 

奥村さん:本当に難しかったですね。私自身はNPO法人 小杉駅周辺エリマネジメントの理事としてさまざまな地域イベントを運営していますが、テーマが絞り込まれているものは組み立てやすいという印象を持っています。例えばこの10月に3回目を迎える「コスギカレーフェス」などがそうです。これは本業としている「KOSUGI CURRY」から派生したものでもあり、代表を務めています。

でも今回のイベントは川崎フロンターレを応援すること、地域の活性化につなげることという幅広いテーマ。私自身もフロンターレのサポートショップとはいえ、まだサッカーに詳しくないこともあり、内容を具体的に組み立てていくことが非常に難しく感じました。

途中からは宮田さんの熱意や、内田さんの想いやアイディアをくみ取り、自分の持つ「地域のイベント」の経験値や小杉駅周辺エリマネジメントに橋渡しする役割に徹しました。とにかくみんなで同じ方向を向けるように、と。

自分も含め、実行委員それぞれの弱み・強みが見えてきたところで、それを皆で補い合い、最後は本当にひとつになってイベントを作り上げることができました。その成功ももちろんうれしいことでしたが、大人になってからこんなにも濃密に人と関わったり、チームで動いたりという経験ができるのかと。そういう意味でも、とても幸せなことでした。

「KOSUGI CURRY」を営む傍ら、NPO法人 小杉駅周辺エリアマネジメントの理事として地域のイベント運営に携わる奥村佑子さん

 

――なるほど。宮田さんの熱意ありきなんですね。

奥村さん:それはもう。「何かまちのみんなで一体となって盛り上がる企画がやりたいんです!」って熱く語ってくださって。

 

――漠としつつも熱い気持ちが、皆さんを動かしたんでしょうね。

内田さん:そうですね。出店してくださった皆さまも「フロンターレ」というキーワードのみで実際のところ「何をやったらいいのか?」「どうすればいいか?」と悩まれたと思います。しかし当日になって皆さまの笑顔を見て「本当に開催してよかったなぁ」と感じました。

 

――ええ、楽しそうな笑顔、幸せそうな笑顔が印象に残っています。

宮田さん:台風18号が近づくなかご来場くださったお客様の笑顔を見て、もう胸が熱くなりました。当日はアウェイ清水戦の開催もあり(※カップ戦の影響もありイベント開催日とJ1リーグ第26節の開催日が重なった)、「試合がなければ行きたかった」というお声もたくさん頂戴しましたし。

 

奥村さん:アウェイ清水戦に向かう間際まで会場で過ごしてくださった方々もいらっしゃいましたね! 会場での企画を楽しんでくださったり、食い入るようにステージを見ていてくださったり、そんなお客様の姿が印象的です。

それから私、お客様が一番増えた頃合を見計らって、ちょっと離れたところから会場全体を見てみたんです。その時、テーマのひとつだった「コスギを青く染める!」が実現されていて。本当にテントも、商品や看板やお客様までも、みんな青いんです。あれに胸が熱くなりました。

青く染まったコスギブルーパーク会場(武蔵小杉駅前)

 

 

――開催者側も幸せを感じていらしたのなら何よりですね。それならば第2回も……というところで前編は終えることにしましょう。宮田さん、奥村さん、内田さん、引き続きよろしくお願いします!

 

 

■関連リンク

・コスギブルーパーク
https://www.shippo.co.jp/kosugi/

・azzurro private salon
http://azzurro-kawasaki.com/

・KOSUGI CURRY
http://www.soundkitchen.co.jp/kosugicurry/

・有限会社ねこのしっぽ
https://www.shippo.co.jp/neko/

・コスギカレーフェス
https://www.facebook.com/kosugicurryfes/

・NPO法人 小杉駅周辺エリアマネジメント
http://musashikosugi.or.jp/

《まちづくり》をちょっと自分事に

こんにちは。
今週は一部のお仕事が来週に先送りとなり(泣)、
さらに一部のお仕事が流れてしまい……(号泣)。
ということで図らずも時間ができてしまったツジウチです。

これは仕方が無いねェ〜ということで、急きょ観戦しました。
天皇杯全日本サッカー選手権大会 4回戦
川崎フロンターレ vs 清水エスパルス

試合は川崎フロンターレが4-1で勝利し、準々決勝に進出

 

平日開催のカップ戦ということで観客数は7,641人と伸び悩みましたが、
そのぶん素晴らしい席を確保できました。

いつものリーグ戦では「SG」という2階席から声援を送っている僕も、
久々に間近でじっくり観まして、いやあ惚れ惚れしましたね。

フロンターレの選手はもう本当にトラップが巧い!
意のままにボールを扱り、意思疎通しながらボールを運ぶっていう、
ああ、これ、この姿が見ていてワクワクするんだよなァ〜と実感した次第です。

思えば今ほど強くはなかった頃も、
フロンターレは創造性溢れる楽しいサッカーを体現してくれていた気がします。

そういうノリというか、志向みたいなものを僕らの《まち》に反映できないかな、
ということを当ブログではテーマのひとつにしているのです。実は。

すみません。ここから一度話が変わるんですが……

僕自身がまちづくりに関心を持ったきっかけは、
二十年近く前に世田谷区で起きた事件でした。
母の友人のお嬢さんであり、
偶然ながら僕自身も仕事で何度か世話になっていた方が、
暴行殺人に遭ったんです。
強い雨の降る夜、住宅街の建設現場で。
「激しく抵抗した末に殺害されたとみられ」と、
1999年7月13日付けの産経新聞にあります。

ここまでで十分心を痛める訳ですが、
追い打ちを掛けたのはワイドショーで流れた現場付近に住む人のコメントです。

「子供が『何か悲鳴が聞こえる』って言ったんですけど……
  こんな雨の夜にそんなわけないと思って、 
 『きっと猫よ』って言ったんですよ」 

 

これには憤りを覚えましたね。
ただ一方で、じゃあ自分ならどうだろうかと。。

近所で悲鳴が聞こえれば「何だろう?」と心配にはなりますよね。
でも雨降る夜に様子を見に行くのは、ハードルが高いかもしれません。
ましてや状況もわからず通報するのも気が引けるでしょう。
「誰かが通報するだろう」と自分を納得させるかもしれませんね。

とはいえ、、

激しく抵抗しても、悲鳴を上げても、住宅地の中だというのに助けが来ないっていう状況。
前出の被害者は一体どんな気持ちだったろうかと思うと、本当にキツくて。

故人の無念を晴らすことはできませんけどね。
こういうハードルというか、壁を何とかできないものか……と。
そこでカギになるかもしれないと考えるのが、「おらがまち」という意識です。

150万人都市の川崎でムラ社会をつくりたい訳ではないんですけどね。もちろん。
愛着や誇りを持って暮らす、そんな「おらがまち」なら大切にするんじゃないかと思いまして。
明るくキレイにしようとか、安心・安全にしようって気分になるんじゃないかと思いまして。

そんな訳で実際にスポーツや音楽、食など、
さまざまな文化を通じて川崎を健やかにしよう、豊かにしようと汗をかく方々とね、
積極的に関わり、ちょっとお手伝いなどしながら、
皆さんが生み出す価値を当ブログでお伝えできればと。

いつも記事体広告を書くなどして企業様のプロモーション、
マーケティングをお手伝いしており、
新しい価値、一般に知られていない価値をお伝えすることは得意ですからね。たぶん。

このところご紹介しているコスギブルーパークはもうドンズバだし、
今後も川崎市長選、等々力陸上競技場の改修(等々力緑地の整備)など、
いろいろ取材させていただきたいですね。
皆々様、今後ともご協力いただければ幸いです!

 

 

★等々力陸上競技場の改修(等々力緑地の整備)は継続的にお伝えする予定

「等々力をスポーツの聖地に!」に関するシンポジウム①

フロンターレはJリーグの誇り!? −等々力シンポジウム②−

多摩川またいでOne Todoroki −等々力シンポジウム③−

 

川崎らしく、フロンターレらしく

何とか天気も持ちこたえて、無事開催されました。
当ブログでもご紹介してきた「第1回 コスギブルーパーク」。
9月16日(土)は川崎らしく支え、フロンターレらしく応える姿が凝縮された1日になったのではないでしょうか。

「本当にあったかくサポートしていただいて」

川崎フロンターレのスタッフは皆さん、常々そう語ります。
筆者も深く頷くところです。
勝利だけを求めているのではないのだろうな、と。

象徴的なのは、ブーイングしないこと。
応援するチームが悔しい敗戦を喫したとき、まずいプレーをしてしまったとき、「愛のあるブーイング」を浴びせる風習があります。サッカー界には。
けれどフロンターレのファン・サポーターはそれを滅多にしません。
「こんな日もあるさ。一生懸命やっているのはわかってるから、次、がんばろう!」
とでも言うように拍手を送ります。

また他クラブのファン・サポーターが驚くのは、
移籍していった選手にもあったかい拍手を送ること。
対戦相手として相まみえる場で、です。

これはなかなか珍しい文化でしょうね。
素晴らしいと讃える声もあれば、ぬるいと批判する声もありますが。

第1回 コスギブルーパークでも、そんな文化を感じましたね。
では会場となった武蔵小杉駅前広場の様子を見てみましょうか。一部ですが…

お子さまに大人気だった「キックターゲット」

 

新丸子の生花店「フローラルグリーン」による、ふろん太くんのフラワーアートもお見事!

 

フロンターレのマスコット「カブレラ」(左)と「ふろん太」も登場。ビンゴ大会などで大活躍

 

工作コーナーも人気!

 

キッズの手によりアート? スプラッター調? になったカブレラのボード

 

飲食ブースも充実!

 

サポーター歴20年を超える珈琲丸店主

 

「Suki Suki フロンターレ」の取材か?と思いきやMC阿井莉沙さんの姿は見えず

 

KOSUGI CURRYからはフロンターレ仕様のカレーライスが限定100食で登場

 

こちらが限定「川崎フロンターレ応援チキンカレー」。ブルーチーズ、ではなくハーブでブルーに彩ったチーズをトッピング。見た目こわい?けど美味

 

「海老らぁめん」で人気の小杉らぁめん夢番地も出店!

 

川崎バナナ応援特別ブースにて。掲載してよいですか〜と伺ったところ、「もっと弾けた方がよかった!?」と。さすがフロサポ!

 

マルチエンターテインメントダンスチーム”Black Wilder”のパフォーマンス。中央の方は元お笑い芸人だとか!?

 

フリースタイルフットボールも!?

 

BMXパフォーマンスも大いに盛り上がる。ほぉ〜と見入っていたふろん太くんであったが…

 

「え!なに?」

 

「ちょっと!?」

 

「うそーん!!」
※プロライダーによる演技です

 

実行委員会代表の宮田一信さん(azzurro private salon)閉会の挨拶では感極まって…

 

ビール片手にワイワイ楽しむご家族、友だちに誘われてやってきたという親子連れ、鹿児島県からやってきた(!)という方まで……。フロンターレのユニフォームやTシャツに身を包んだ人も、そうでない人も、皆さん本当に楽しそうでした。

 

日頃から地域に根付こうと懸命に活動してきたフロンターレに共感し、協賛してきたサポートショップ、サポートカンパニー。彼らが「何か一緒にやろう」と企画した第1回 コスギブルーパークに、今度はフロンターレが応え、実現したのが第1回 コスギブルーパークです。

奇しくもこの日、チームはJリーグ第26節の清水エスパルス戦(IAIスタジアム日本平)に勝利。わずか3日前の9月13日(水)にACL準々決勝で悔しい逆転敗退を喫しながらも、しっかり立て直した姿を見せています。

筆者は中継を観て「フロンターレの応援歌がよく聞こえるなぁ」と感心しながら、スタジアムでも、街でも、いい循環が生まれていると実感した次第。もちろん勝負事ですから、わが街のクラブが成功すればうれしいし、つまずいたら悔しいでしょう。ただ、そうした結果だけに左右されない関係が育まれているように感じますね。

そのあたりを掘り下げたく、おそらく採算度外視で第1回コスギブルーパークを形にした実行委員会の皆さんに話を伺えればと考えています。ではまた近いうちに。

街とJクラブの好い関係

前回に引き続き、来る9月16日(土)に武蔵小杉駅前で開催される「コスギブルーパーク」について。

 

川崎フロンターレの地域貢献度が高く評価されていると前回触れました。これはJリーグ観戦者を対象とした調査結果ですが、実際のところフロンターレは昔から街に溶け込んでいたなァ〜と思い返すシーンがあります。以下、フロンターレvsボルシア・ドルトムント戦(2015年7月7日)の公式プログラムに掲載していただいたワタクシメのコラムから抜粋します。少々長くなりますけど……。

 

川崎フロンターレを応援する人たちの愛もそれはそれは深いものであり、それにより生み出される等々力劇場なる現象は痛快極まりない。私自身が初めてそれを目撃したのは1999年10月24日。初代J2王座を争う宿敵・FC東京を迎えての天王山だった。

 

武蔵小杉の駅からこのスタジアムまで歩く間、まず驚いたのは商店という商店に掲げられた水色のチームフラッグ、そして水色のユニフォームに身を包み自転車を漕いで等々力へと向かう家族連れの多さだ。同年9月には同じく等々力でJ1のヴェルディ川崎vsベルマーレ平塚戦も観戦していたのだが、ずいぶんと雰囲気が違うなと感じたものだ。

 

「街を挙げて応援するとはこういうことか!」

 

そんな中で始まった試合の展開がまた熱いこと。序盤に先制されては逆転し、追いつかれても突き放す。終わってみれば、見事な3−2の逆転勝利!!

 

「街を背負って闘うとはこういうことか!」

 

1999年ということは、フロンターレ創設3年目ですね。Jリーグ発足当初の盟主であるヴェルディ川崎(現 東京ヴェルディ)のホームゲーム開催日には、ハテ、こんな風に緑色のフラッグやユニフォームが街に溢れていただろうか……と感銘を受けたことを覚えています。

 

そして現在、フロンターレの活動に共感し、協賛するサポートカンパニーは約450社、サポートショップは約700店に上っています。そしてその有志が「川崎フロンターレを通してつながって、地域をもっと盛り上げていきたい」として開催するお祭りが、コスギブルーパークという訳です。

 

何しろ初の試みということで、フロンターレ側には不安もあったといいます。それはそうですよね。フロンターレを媒介として地域の人たちが集まるのだけれど、実際どんなイベントになるかわからないのですから。それでも今回のように、地域の人たちが主体となってフロンターレを絡めた企画が生まれてきたのはクラブ創設21年目にして初めてのこと。ぜひ形にしようとフロンターレも実行委員会に加わり、ミーティングを重ね、準備を進めてきたのだと担当の丹後茉由子さん(川崎フロンターレ スポンサーセールスグループ)は振り返ります。有志一同の熱意に応えたわけですね!

 

「そうですね、不安以上に感謝の思いが強くあって。参加するサポートカンパニー、サポートショップの方々は、もちろんご自身の事業を切り盛りする傍ら、手作りで一生懸命イベントの準備を進めてくださっています。マスコットにちなんだ特別なフラワーアートがあり、当日会場でしか食べられないオリジナルメニューがあります。きっとフロンターレ愛に満ちた場になると思います。ファン・サポーターの皆さんはもちろん、『何だろう?』と気になった地域の方々にも楽しんでいただきたいですね」

 

そう語る丹後さん。自身もサポートカンパニー、サポートショップの心意気に応えるべく、クラブ内でさまざまな調整・準備を進めてきました。イベント当日、会場にはフロンターレのテントやノボリ旗が立ち並び、ふろん太、カブレラという人気マスコットが駆けつけます。お子様が遊べるアトラクションもあり、素敵な賞品(ビンゴゲーム)も用意されています。きっと一体感あるイベントに結実することでしょう。

 

そして「フロンターレって何だか楽しいクラブだな」とスタジアムに足を運ぶ人たちや、「やっぱりフロンターレのある街が好きだな」と感じる人たちが増えれば……。このクラブを媒介に挨拶が交わされ、お互いの顔が見える街に、ひいては安心・安全に暮らせる街に、川崎がなっていくのかもしれません。そのとき、フロンターレは地域貢献度の高いJクラブとしてさらに広く、深く認知されるのではないでしょうか。

 

コスギブルーパーク実行委員会と参加カンパニー、ショップの皆さんで、ミーティング後に集合写真。前列右が今回取材に応じてくださったフロンターレの丹後さん

川崎F サポートショップの挑戦

ちょっとご無沙汰してしまいました!

今週から川崎フロンターレのサポートショップが主導するという、とても珍しいイベントについて紹介していきます。(等々力緑地の再整備についても取材を継続していきますよ)

武蔵小杉駅をご利用の方、大型ビジョンで最近こんなCMを見かけませんか?

これは来る9月16日(土)、こすぎコアパーク(東急東横線 武蔵小杉駅 南口 駅前広場)にて開催される「コスギブルーパーク」の広告なんです。

開催時間は10時〜16時。川崎フロンターレのサポートショップ、サポートカンパニーが集結し、ステージショーにワークショップ、ビンゴ大会、「川崎応援バナナ」特設ブースでの記念撮影、各種グルメと盛りだくさんの内容で地域の人たちを迎えるとのこと。フロンターレからお馴染みのマスコット”ふろん太”“カブレラ”も駆けつけるそうですよ!

 

詳しい内容については以下のフライヤーをご覧ください。記事の終わりに特設サイトへのリンクも張っておきますね。


bluepark_flyer2-3

開催当日は筆者も取材を兼ねてお手伝いしようと思っていますが、できれば特設ブースで記念撮影したいですね。フロンターレのファン・サポーターにお馴染みの「バナナ」を被らせてくれるそうですよ。キッズには「ふろん太ふわふわ」が一押しかな!(但しこのアトラクションは雨天中止)

武蔵小杉駅に初めて登場する「ふろん太ふわふわ」。1回300円、小学6年生までのお子様が対象

 

ちょっと不運もあり、アウェイ清水エスパルス戦の開催日と重なってしまうコスギブルーパーク。ただ、サッカーの試合とは別の面からフロンターレの楽しさを体感できる地域イベントとして非常に楽しめそうです。これまでスタジアムには行ったことがないけれど、何となくフロンターレが気になっているという地元の人、ご家族は足を運んでみてはいかがでしょう。

 

「開催はまだ半月後ですが、皆さんと手探りで準備してきたものがいよいよ形になるんだなあ、と。もう泣きそうです。感無量です!」

 

そう語るのはブルーパーク実行委員会の宮田一信代表。東急東横線 新丸子駅の近くで美容室「azzurro private salon」を営む方ですが、、、そもそもサポートショップ主導で大がかりなイベントを開くことになったのは一体ナゼなんでしょう?

 

コスギブルーパーク開催に向けた打合せ風景。中央に立っているのが宮本一信代表

 

「そうですね、大きな会社でなく街のショップが(自分の店を切り盛りしながら)行うのでいろいろと大変なのですが……。川崎フロンターレをサポートするショップ、会社、個人の方々と触れ合うなか、SNSでグループを立ち上げたのがきっかけです。せっかくだから何か形に残したいなと」

 

商店街とはまた違ったコミュニティによる手作りイベント、というところですね。本当に大変だったことでしょう。

 

「フロンターレの方々にも相談しながら、会場の使用を関係各所にご承諾いただき何とか話を具現化してきました。共催のこすぎコアパーク管理運営協議会、後援の川崎市中原区(行政)にも本当に感謝しております」

 

クラブともしっかり連携してきたんですね。

 

「そうですね! 地域貢献度で日本一のフロンターレ(※)と、そんな地元のクラブを愛する私たちが、一緒になって日本初の手作りイベントを開催するというのがポイントです。フロンターレをまちの力で日本一のクラブにするとともに、このまちを日本一素敵なまちにしたいと思っているんです」

 

なるほど! フロンターレもかなり前掛かりになって運営に加わっているということで、その思いも伺いたいところですね。宮田さん、ありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。

コスギブルーパーク開催への準備を進める、実行委員会と参加サポートショップの皆さん。みんなでイベントを成功させます!

 

※地域貢献度で日本一
JリーグではJ1・J2リーグ戦の観戦者を対象とし、サッカーおよびクラブがホームタウンや地域社会にどのような影響を与えているか毎年調査を行っている。そのなかで川崎フロンターレは「地域に大きな貢献をしている」クラブとして、2010年〜2015年まで6年連続1位という栄誉を得た。さらに2016年も松本山雅FCと並んで最高レベルの評価を受けている。

 

 

■コスギブルーパークの詳細はコチラ

https://www.shippo.co.jp/kosugi/

 

等々力緑地から輪を広げよう

引き続き等々力陸上競技場の整備について、川崎市スポーツ振興議員連盟(以下、スポーツ議連)の石田康博会長、押本吉司副会長にお話をうかがいます。

今度の改築にあたっては、スタジアムだけでなく、それを含む等々力緑地という場が川崎にとってどういう存在になっていくかが前提になると聞きます。なるほど、重要な視点ですよね。では、それを踏まえた議論は進んでいるのでしょうか。

 

石田会長 等々力緑地は、市街地にも近く、多数の運動施設や文化施設があることから、私としては、こうした資源を活かし、等々力緑地を核として市域全体にスポーツ振興や市民文化の輪が広がっていく。そんな方向性が望ましいのではないかと考えています。

等々力緑地をめぐる議論としては、学識者や利用団体等が参加して広域的なまちづくりと緑地のあり方等が検討され、2011年に「等々力緑地再編整備実施計画」がとりまとめられた経過があります。市ではこの緑地全体の計画に基づいて陸上競技場などの再整備を進めていますが、議会への報告によると、さらに魅力ある公園となるよう、今年度、官民連携を含めた緑地全体の整備・管理などについて調査を実施する予定としていますので、こうした動きが地域のアイデンティティにつながっていくよう適宜確認していきたいと考えています。

 

石田議員

等々力陸上競技場で5月28日に開催された川崎市障害者スポーツ大会に駆けつけ、挨拶する石田会長。この日は「等々力・・・」に関するシンポジウムにも参加

 

「等々力緑地再編整備実施計画」ですね! 市のWEBサイトで資料を見てみたところ、アクセス改善まで考えられていて非常に興味深いです。こちら当ブログでもじっくり紹介していきたいと思います。

 

そして官民連携を含めた緑地全体の整備・管理というのはすごく関心があります。去る5月28日に開催された「等々力をスポーツの聖地に!」に関するシンポジウムにおいても、川崎フロンターレの藁科義弘社長が意欲を示していましたね。さらに「この公園を発展させていくときに、昔の仲間がカギになると私は考えています」と夢を語ったのも印象的でした。「昔の仲間」とは多摩川を挟んだ東京都内の町−−世田谷区の等々力や上野毛、大田区の下丸子などを指しているようですが、この点についてもお聞かせください。今後どのような連携がありうると考えられますか。

 

押本副会長 川崎市と隣接する世田谷区や大田区とはこれまでも、文化や観光面での交流はありました。今後は、スポーツの交流や連携ももちろんあってもいいかと思います。

同様の地名も交流のきっかけとして活用できると考えますので、例えば、多摩川に近接している等々力緑地を拠点において、両岸の土手沿いにあるサイクリングコースの周遊やマラソンコースの設定、名所めぐりを演出する等、レジャーやスポーツ振興を核としながら、街と街、市民同士の交流が進展し、これまで以上に多摩川を囲んで地域の賑わいが活気づくことを期待しています。

押本吉司副会長は、川崎青年会議所の一員として『JリーグVIPルーム観戦&特別講演会』を昨年に続いて運営(写真は昨年のもの)

 

なるほど! 多摩川の両岸を使って周遊コースを設定するのは楽しそうですね。世田谷区の等々力渓谷という名所もありますし、これから等々力大橋(仮)が完成すれば、等々力緑地と結ぶレジャー企画もできるかもしれません。これは夢が広がるなと。

 

石田会長、押本副会長、このたびは3回にわたりご協力いただき、ありがとうございました。今後も市の資料を見つつ、時折お話をうかがえればと思います。

等々力のスタジアム、形はどう決まる? 防災面は大丈夫?

 

今回は引き続き等々力陸上競技場の第2期整備について、川崎市スポーツ振興議員連盟(以下、スポーツ議連)の石田会長、押本副会長に話をうかがってまいります。

 

メインスタンド6階からサイド・バックスタンドを望む。等々力陸上競技場では、第1期整備としてメインスタンドが全面改築された。そしてサイド・バックスタンドを対象として第2期整備計画が検討されている

まず整備計画の具体的な内容というのは、どこで誰が取り決めるのでしょうか。それに対してスポーツ議連の議員さんたちから何か働きかけることはできるでしょうか?

石田会長 「整備計画」は、施工時期などのスケジュールを盛り込むため、現在、市で作業中の川崎市総合計画、第2期実施計画(2018年度から2021年度までの計画)と調整を行いながら行政側で策定作業を行い、議会では各派の市議で構成される常任委員会「まちづくり委員会」において確認をしていくこととなります。

なお、「整備の基本方針」(案)には、スタジアムの収容可能人数を今の3万人規模から3万5000人規模に客席を増やすことや、ユニバーサルデザインへの対応に加え、客席は全て背もたれ付きとし、屋根で覆う事、安全・安心の確保、防災対策等が盛り込まれていますが、こうした内容についても、これまで常任委員会や議会定例会等で報告、説明を受け、議論してきており、こうした議論が今後、設計にもきちんと反映され、よりよいスタジアムとなるよう、引き続き注視していきたいと考えています。

 

収容人数を3万5000人規模に、というのはJリーグが2020年度の導入を目指しているというスタジアム検査要項(案)に準拠するものですね。J1で3万5000人、J2で2万人というのは「果たして現実的な規模かな? そんなに入るところばかりではないのでは…」というのが個人的な感想ですが、これ、川崎市だけでなく三重県(※1)や那覇市(※2)の資料でも出てきている数字なので、実際に目指しているのかなと…。

客席を背もたれ付きにするというのは、AFCチャンピオンズリーグの試合を開催するにあたり必要なことですね。

このあたりが形になるのか、いかに精査されていくのか。議員の皆さまに中止していただき、当ブログでも発信していければと思います。ぜひ情報共有していただければ幸いです!

 

石田議員

等々力陸上競技場で5月28日に開催された川崎市障害者スポーツ大会に駆けつけ、挨拶する石田会長。この日は「等々力をスポーツの聖地に!」に関するシンポジウムにも参加

 

 

それでは次に、サイド・バックスタンドについて。

川崎市の「等々力陸上競技場第 2 期整備『整備の基本方針』(案)」によると、サイド・バックスタンドを増改築する案が高く評価されているとのこと。ただし具体的なデザインはまだこれから詰めていくことに

 

「現状維持案」「増改築案」「全面改築案」が市で検討され、現状では「増改築案」が有力と聞きます。しかし6月17日(土)に市が開催した説明会では、この「増改築案」で防災性に問題はないか、スタジアムの魅力が増すといえるのか……といった懸念の声も聞かれました。

この点について、ご意見をうかがえますか。

押本副会長 近年の震災を教訓として等々力陸上競技場は、一時避難場所や災害時活動拠点としての役割も担っています。「整備の基本方針」(案)では、そうした役割も踏まえたうえで「増改築案を基本として検討します」と結論付けており、既存部分の修繕に加え、イメージ図を見る限り大部分を新たに建設するようですので、防災上の対策も当然図るものと考えています。

一方でスタジアムの魅力の観点では、スタンドの構造を含む全ての観客席での観戦環境の向上や屋根の形状、外観等のメインスタンドとの一体感の創出といった課題点だけでなく、プール等の大規模施設の複合化は難しいと聞いており、前述の課題点や日常的に利用できる施設の導入等について、今後どんな検討をして設計に反映していくのか要所で確認していきたいと考えています。

押本議員

押本副会長は、3月19日に開催された多摩川リバーサイド駅伝に参加。いい汗をかいたあと、少しトレーニングが必要と感じたそう

 

増改築するにあたり、全体として防災対策もなされるであろうと。ここは期待したいですね!

スタジアムの魅力については「日常的に利用できる施設の導入」という重要な観点を示していただきました。等々力陸上競技場は当然ながらJリーグや川崎フロンターレのためだけの施設ではありません。市民のための施設です。そこでバックスタンドの階下などにプールなどを設ける案、要望もあったようなのですが、そこは現状の増改築案では難しいのですね。この課題がどう解決されるか、僕らも大いに注目したいところです。

 

それでは今日はこの辺で。次回は少し引いた視点から、等々力緑地の今後についてお話をうかがっていきます。

 

※1 三重県スポーツ施設整備計画
http://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000030357.pdf

 

※2 奥武山公園スポーツ施設整備基本構想(那覇市)
http://www.city.naha.okinawa.jp/%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8_%E4%B8%80%E6%8B%AC_1.pdf

川崎市スポーツ振興議員連盟と考える等々力の明日

ちょっとご無沙汰しておりました。

いよいよ等々力陸上競技場の第2期整備について掘り下げていきたいと思います。お話をうかがったのは川崎市スポーツ振興議員連盟(以下、スポーツ議連)の石田康博会長、押本吉司副会長です。

 

川崎市スポーツ振興議員連盟

川崎市スポーツ振興議員連盟で役員を務める皆さま。左から4人目が石田康博会長、3人目が押本吉司副会長

 

川崎市議会の超党派58人が賛同し、今年3月に発足したというスポーツ議連。まず石田会長にうかがいたいのですが、こちらを発足された目的は何でしょうか?

 

石田会長 2020年東京オリンピック・パラリンピックも近づいてまいりました。特に川崎市には、英国のチームが事前キャンプを行うことになっています。市議会からも盛り上げていき、パラムーブメントを応援していたいと考えたからです。

 

東京オリンピック・パラリンピックの英国チームを歓迎し、盛り上げ、それを通じて「かわさきパラムーブメント(※1)」を促進していこうということですね。そうすると今度の大会は、僕ら自身の意識がバリアフリーな方向に大きく変わっていくきっかけになるのかもしれませんね。

 

石田会長 そうですね。また、本市を拠点として活躍する「かわさきスポーツパートナー」の選手やチームを応援しています。スポーツの持つ力を最大限活かしながら、地域を元気にしていきたいと考えています。

石田議員

等々力陸上競技場で5月28日に開催された川崎市障害者スポーツ大会に駆けつけ、挨拶する石田会長。この日は「等々力・・・」に関するシンポジウムにも参加

 

「かわさきスポーツパートナー」とは、川崎ブレイブサンダース(男子バスケ)、川崎フロンターレ(サッカー)、NECレッドロケッツ(女子バレー)、東芝ブレイブアレウス(野球)、富士通フロンティアーズ(アメフト)、富士通レッドウェーブ(女子バスケ)、中田大輔選手(トランポリン)。川崎を拠点とする一流クラブ、アスリートがこんなにもいるのかと改めて驚きます。それぞれの活動が地域と融合し、活力となっていく様子をこのブログでもお伝えしていきたいと思います。

 

 

それでは、その重要な舞台のひとつである等々力陸上競技場について。押本副会長、第2期整備というのは今後どのようなスケジュールで進められるのでしょうか?

 

押本副会長 市では2017年5月29日、等々力緑地第2期整備に対する「整備の基本方針」(案)を示しました。この方針(案)によると今後については、平成29年8月に「整備の基本方針」を策定して、2018年3月に整備計画を策定する予定となっています。「整備計画」の内容については、基本方針の内容に加え、整備スケジュールが示されると聞いています。併せて、建設費等も示される予定と聞いております。

押本議員

押本副会長は、3月19日に開催された多摩川リバーサイド駅伝に参加。いい汗をかいたあと、少しトレーニングが必要と感じたそう

 

なるほど。工期や予算について、今年度いっぱいかけて詰めていくということですね。そして気になるのが、どんなスタジアムになるのか。その形、あり方がどう決まっていくのか。次回も引き続きうかがってまいります。

 

 

等々力陸上競技場のカタチは未定

去る6月17日(土)、等々力陸上競技場第2期整備に関する説明会が開催されました。場所は同競技場メインスタンド6階スカイテラス。

いやあ、いい眺めでした。

んなことより……
先だって発表された「整備の基本方針」(案)について。
http://www.city.kawasaki.jp/templates/pubcom/cmsfiles/contents/0000087/87837/02_housin.pdf

上記資料によると同競技場バックスタンドについて「現状維持案」「増改築案」「全面改築案」があり、いまのところ「増改築案」が高く評価されているということです。

が、これあくまで決定事項ではなく、
「やるかやらないかでいえば、川崎市はやると決めた」という状況だそうです。よりよいものをつくるため、アイデアを求めていく方針であり、事実、現在も意見を募集しています。
http://www.city.kawasaki.jp/templates/pubcom/530/0000087837.html

締切は2017年7月11日ですね。本件については今後レポートしていきますので、ぜひ参考にしていただければと。

ひとまず現状についてまとめると、こんな感じですね。

川崎市平和館

突然ですが、川崎も大空襲を受けた史実をご存じでしょうか。

今週ちょっと時間ができたので川崎市平和館に行ってみました。

そこで、1945年4月15日の川崎大空襲について学ぶことができます。

同年5月には横浜にも大空襲がありましたが、川崎もまた軍需工場が多くあったため幾度も空襲を受けたそうです。

「来るっていうことは覚悟していました」

「(いつでも逃げ出せるよう)寝巻きを着て寝るという習慣がなくなっていました」

そんな時代が、ここ川崎にもあった訳ですね。当時を知る方々の証言を、川崎大空襲の記録映像で聞くことができます。
1942年から約20回にわたり焼夷弾を投下され、3万8000戸の家屋が焼失。3000人を超える人々が死傷したということです。

その中でも最も広範にわたる空襲が、川崎大空襲と呼ばれるもの。市役所を残して一面焼け野原になった、と記録映像では紹介されています。

話は少し変わりますが、現在の横浜市青葉区で生まれ育った僕は1977年9月、隣町に米軍機が墜落して発生した大火事を目撃しています。『パパママバイバイ』という作品を通じて、この事件をご存じの方もいらっしゃるかと思います。

わが街が、僕らの日常が、突然、巨大な炎に包まれる恐怖。これはもう味わいたくないなと。

歴史に学び、どうすれば僕らの平和を守り続けることができるかを考える。そんな日が時々あってもいいですね。
川崎市や周辺の打ってつけの施設だと思います、この川崎市平和館は。入館無料ですよ。

 

■川崎市平和館へのアクセス
http://www.city.kawasaki.jp/shisetsu/category/21-21-2-0-0-0-0-0-0-0.html