スポーツのまち・かわさき

等々力の全面改築はまだありうる!?

ずいぶん投稿をサボっておりました当ブログですが、
実は先のワールドカップ開催中に大変興味深いトピックがありました。

情報を寄せてくださったのは川崎市議会議員の押本吉司さん。
以前も川崎市スポーツ振興議員連盟副会長として当ブログにご登場いただいた方です。

その押本議員と同じ「みらい川崎市議会議員団」に所属す雨笠裕治議員が、
等々力陸上競技場の第2期整備(サイド・バックスタンドの改築)について、
川崎市緑政局から素敵な答弁を引き出したというのです。
なんと、まだ民間事業者からの提案があれば全面改築の可能性を模索するというんです。

少しだけおさらいしましょう。
下記は2017年時点での検討状況です。

増改築案が最有力(川崎市)

 

これが2018年3月には「増改築案」に絞られ、事業化されると認識しておったのですが。
下記画像も2017年時点の資料です。

第1期整備としてメインスタンドの全面改築が既に完了。続く第2期整備の内容がが2018年3月に固まり、事業化される予定(川崎市「整備の基本方針」案より)

 

ところが、ですよ。
前述の通り6月27日の川崎市議会 一般質問において、
まだ全面改築となる可能性もあることがわかったのです。

Q 雨笠裕治議員
「公設方式を前提とした整備の基本方針は、増改築案を基本とするが、民間活力を導入する整備方式を選択すると全面改築の可能性も出てくるのか。もしありうる場合は起債償還の負担は市と民間、どちらが責任を負うのか。さらに償還するための条件を、例えば4万人以上(収容)のSクラスにした場合、そういう風な整備効果が高い時については償還をやむなくするというような条件を整理して明示しなければ市民の理解も得られませんし民間は提案をできませんけれど、このことについての局(川崎市 建設緑政局)の考え方をいただきたいと思います」

A 緑政局長
「民間事業者による全面改築の提案を受けた場合は、その可能性についても検討してまいりたいと考えております。また全面改築を選択した場合、既存施設にかかる起債の繰上償還については市の責務であると考えております」

以上、下記議会中継より抜粋させていただきました。5分20秒あたりからです。
http://www.kawasaki-council.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=2972

 

 

増改築案は現状の2階部分を残しつつ、1階席を改築、3階席を増築するもの。
全面改築となれば既存の1・2階席をすべて取り壊すことになる訳ですが、
「現施設整備の際の市債(平成28年次で約31億円)が残っており、繰上償還する必要がある」
というのがネックになっていたんですね。
そこで既存躯体(1・2階部分)は資産価値も目標耐用年数も半分以上残っているんだから、
できる限り生かそうよと。

現実的ではありますよね。

他方、それで魅力的なスタジアムが出来上がるのかという議論もあります。
詳しくは下記記事をご覧ください。

■等々力の明日はどっちだ?(当ブログ 2018.1.4)

等々力の明日はどっちだ?

 

さて、これから民間事業者による具体的な案が出てくるのか。
それとも増改築で行くことになるのか。
はたまた、どちらにも進まず時間だけが過ぎていくのか……。
引き続き関心を持って見守りたいと思います。

押本議員、貴重な情報をありがとうございました!!
すっかり遅くなってしまい恐縮です。

今年もゴミ0! 勝ち点3!☆

前々回の記事で触れた川崎フロンターレ クリーンサポーターズが、
年始めの作業を行うというので手伝ってまいりました。
こちらのグループは2008年から等々力陸上競技場で活動を開始。
土日祝日のフロンターレホームゲーム開催時、
試合終了後にスタンドに置き忘れられたゴミを拾う活動をしておられます。

等々力陸上競技場に通っている方であれば、
7番ゲートでこういうノボリを目にしたことがあるかもしれませんね。

このノボリと横断幕を塗り直すということで、
手伝える人を募集されていたのです。

僕としてはもう実に好機でしたね。
往々にして試合後は酔っ払って使いモンにならないもので…。

そんなワケで去る1月6日の午後、作業場に伺ったのです。

最初の作業はカピカピに乾いた古い塗料の剥離

前述の通り2008年に活動を始めたクリーンサポーターズ。
活動への参加を呼びかけるため2012年に横断幕を作り、
その後、2014年にノボリを加えたそうです。

「その頃のクリーンサポ内でのメールのやり取りを見ると、
布をどこで買うのか、ミシンは誰が持っているのか……など、
布もの一つ作るにも手探りで手間取っていたようです(笑)」

そう振り返るのは、代表の平尾理恵さん。
いやー!ボランティアグループらしいエピソード。
そうしたてんやわんやがまた楽しかったり(も)しますよね。

今回も横断幕だけ塗料が乾いてひび割れるという症状が出て、
上記のイレギュラーな工程が発生したようですが……(なかなか根気の要る作業でした)。
あとはもう皆さん手慣れたものです。

文字の周囲をマスキングして塗る!

 

ドライヤーで乾かす!

 

お見事。3時間ほどで仕上げてしまいました。

塗り直して鮮やかになった横断幕(左)とノボリ(右)

 

2017年のJ1初優勝を受けて☆も!

 

ま、僕はといえば皆さんの手元を覗き込みながら
おっかなびっくり作業していた次第ですが。タハハ

写真奥から間抜け面で覗き込んでいるのが筆者ツジウチ

 

作業後は2017シーズンを振り返るミーティングが開かれ、
よりスムーズな運営に向けた意見交換が行われていました。

例えばこんな話です。
彼らが清掃活動を行うのは基本的にバックスタンド〜サイドスタンドの2階席。
でも初めて活動参加してくれる人は、知らずに1階へと向かい、皆さんとはぐれてしまう可能性もある…と。
(事実一度あったそうです)
そういう事態を防ぐために、
アドバイスを求めたり与えたりしやすいような仕掛けを用意できないか。

……といった具合で、活動を年々進化させているんですねえ!

2018シーズンの活動は2月10日(土)の富士ゼロックス杯を予定しているそうです。
ゴミ袋・ゴム手袋・ゴミばさみなど、活動に必要な用具は彼らが用意しているとのこと。
作業時間は試合後、勝利のハイタッチ&万歳!が終わった頃から30〜40分。

関心ある方、フロンターレのために何かしたいという方は、
このノボリを目印に一歩踏み出してみてはいかがでしょう。

クリーンサポーターズのノボリ

等々力陸上競技場では7番ゲートの階段上が集合場所となります。

僕も今季はチョイチョイ参加してみようかな(ビールを控えめにして)。

 

川崎フロンターレクリーンサポーターズ活動ブログはコチラ!!

今回の作業に参加したメンバーで記念撮影。「リーグ連覇に向けてシャーレ揚げましょう!」ということで、手元にあった塗料皿を手に

等々力の明日はどっちだ?

2018年の幕が開けました。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

さてさて、
当ブログで非常に注目しているのが等々力陸上競技場の「第2期整備」ですが、いよいよこの3月に内容が固まってくる予定です。

第1期整備としてメインスタンドの全面改築が既に完了。続く第2期整備の内容がが2018年3月に固まり、事業化される予定(川崎市「等々力陸上競技場第 2 期整備『整備の基本方針』(案)」より)

 

第2期整備で手が入るのは、こちら。サイドスタンドおよびバックスタンドです。

【平面図】緑色の部分が今後整備される(川崎市「等々力陸上競技場第 2 期整備『整備の基本方針』(案)」より)

 

等々力陸上競技場の収容人員は27,495人(Jリーグ公式届出は26,827人)。
2017年12月2日のJ1リーグ最終節 大宮アルディージャ戦には25,904人が入場し、サイド・バックスタンドコンコースなどはもう移動も困難なほど大賑わいでした。

川崎フロンターレの初優勝を受け、2018シーズンも多くの入場が見込まれますね。

第2期整備により約3万5000人収容のスタジアムになるということですが、注目されるのはそのカタチ。

川崎市の「等々力陸上競技場第 2 期整備『整備の基本方針』(案)」によると、サイド・バックスタンドを増改築する案が高く評価されているとのこと。ただし具体的なデザインはまだこれから詰めていくことに

 

現状の2階部分を残しつつ、1階席を改築、3階席を増築するという案が最有力と見られています。
ただし全面改築案もまだ没になった訳ではありません。

気になるコストの面について、川崎市の試算ではこうなっています。

【増改築案】
・初期イニシャルコスト概算約90億〜100億円
※屋根架け替えの詳細検討により増加する可能性あり
・今回補修しない箇所の改修が後に必要となり、費用は約70億円
・60年間で約423億円の工事費用がかかると予測

 

【全面改築案】
・初期イニシャルコスト概算約150億〜170億円
・60年間で約447億円の工事費用がかかると予測

初期費用は増改築案の方がグッと抑えられますが、
長い目で見ると全面改築案の魅力も増してくる気がしますね。

2017年のフロンターレ初優勝による経済効果は「120億円超」とも言われています(※1)。
そこを考えると、
同クラブのホームである等々力陸上競技場がより魅力あるスタジアムとなることには、
大きな価値があるのかもしれません。川崎市民みんなのメリットを考えることは前提としつつ。
僕自身もサイド・バックスタンドの2階席でよくフロンターレのホームゲームを観戦するのですが、、
害虫を目にすることも多く、その点も含めて改善してもらえるとありがたいなと。

また以前、当ブログにもご登場いただいた川崎市議会の押本吉司議員は(※2)、
去る12月19日の本会議でこのような論点を挙げておられました。

・増改築案は全面改築案と比べ、観戦環境の改善、先行して改築されたメインスタンドとの一体感の創出において難点がある
・とりわけ増築される3階部分は全面改築案と比べると、4メートルも高くなる。これにより一体感が得にくく、観戦環境の向上は難しいのではないかと不安を抱くサポーターもいる
・どのようにサポーターの声に応え、全面改築案に近づけるような改善を図っていけるか。経済効果や郷土愛の醸成といった恩恵をもたらしている川崎フロンターレと、そのサポーターに対して《恩返し》が必要ではないか

これに対する川崎市 建設緑政局長の答弁は以下の通り。

「サイド・バックスタンドの建設においては観戦環境が大変重要な視点だと認識しております。そのため設計などの段階におきましては、市民やサポーターなど幅広くご意見を伺いながら、選手と観客の一体感を生み出し、全体的に観戦しやすい環境づくりに努め、着実に第2期整備を進めていきたいと考えております」

おお、
ということはまだ川崎市に意見や要望を伝えるチャンスがあるのでしょうか。
そのあたりがわかったら、またお伝えしますね。

なお、この会議の模様は川崎市議会 インターネット中継で視聴できます。
リンク設定はトップページに、ということなのでお手数おかけしますが、
ご覧になる際はキーワードで検索→「等々力陸上競技場第2期整備」で!

 

※1  経済効果「120億円超」との報道
J1初制覇の川崎の経済効果は120億円超 関大教授が算出

※2 押本吉司議員にお話を伺った過去記事
等々力のスタジアム、形はどう決まる? 防災面は大丈夫?

 

川崎フロンターレ展でグッときてしまった話

川崎フロンターレの劇的J1初優勝から2週間が経ちました。
スタジアムでは風呂桶(※1)やら色々あって爆笑していたら泣きそびれてしまったツジウチです。
セレモニー後、昨年11月の飛行機事故で亡くなったアウトゥール・マイア選手のチャントにウルッとはきたんですが、うーむ。。

しかし昨日、期せずしてもらい泣きしそうになりまして。

ただいま川崎市市民ミュージアムで開催中の2017川崎フロンターレ展(2018年1月14日まで)。
プロカメラマンの写真展で1年を振り返ってはグッときて、
そして開催初日に行われたチャリティートークショーの後ですよ。

チャリティートークショーの一幕。左より安藤駿介選手、板倉滉選手、三好康児選手

 

「わたしの川崎フロンターレ」フォトコンテストの優秀作品授賞式があり、
そこで友人の目黒健太郎さんが最優秀作品賞をもらうというので、
晴れ姿を拝みに行ったんです。

このコンテスト、川崎フロンターレ連携・魅力づくり事業実行委員会が
開催しているもので、今年で第7回とのこと。
ということは2011年に始まったのかな?
当時の応募点数は200ほどだそうですが、今回は965点ですからね。
どれだけフロンターレのある日常を切り取る人が増えたかって話です。

「わたしの川崎フロンターレ」フォトコンテスト授賞式の模様。投票により目黒健太郎さんの「テンション・マックス」が応募作品965点の頂点に。目黒さん、おめでとうございます♪

 

そして投票により最優秀作品賞に輝いた目黒さんの作品は「テンション・マックス」。
長さ145mでしたか、川崎フロンターレのビッグフラッグ(※2)は。
それを掲出する際の内側と申しましょうか、
バックスタンド観客席側から撮った1枚です。

で、その受賞スピーチがまた、、、ね。
ビッグフラッグを掲出する団体の前代表との思い出話だったんです。

目黒さん自身も「川崎フロンターレクリーンサポーターズ」(※3)の一員として、
等々力陸上競技場でのホームゲーム開催時は清掃活動にあたっています。
そうしたこともあり、等々力での雰囲気づくりを語り合いながら親交を深めていったと。

「試合開始直前の等々力をどう盛り上げていくか。
試合終了後の等々力をどう静めていくか。
その先には、日本で、いや世界で一番笑顔が溢れて素敵なスタジアムがあるんじゃないか」

そう語り合っていたそうなのですが、、
この先、とっさに動画を撮ったのでご紹介しましょう。

 

目黒さんの作品に投票した人の多くは当然このエピソードを知らなかったと思うんですが…
何というか、受賞してこの話が聴けてよかったなと。
で、ホロリときてしまった次第です。

 

2018年も等々力陸上競技場は大いに盛り上がるでしょう。
キャパシティー不足が気になるところですが、ま、その話はまた別の機会に。
等々力を訪れる2万5千人が、こうした有志の行いを知り共感が広まっていけば、
「世界で一番笑顔が溢れて素敵なスタジアム」が実現するというか、
そのように育っていくのかもしれませんね。
何かお手伝いをしていければと思い、今回この話をご紹介させていただきました。

目黒さん、許諾していただき感謝します。
作品はWEB上でも見ることが出来ますが(※4)、
川崎フロンターレ展開催中に市民ミュージアム3階で是非!

作品展示は3階にて!

 

※1 風呂桶について
https://thepage.jp/detail/20171203-00000001-wordleafs

※2 ビッグフラッグについて
http://www.frontale.co.jp/diary/2016/0308.html

※3 川崎フロンターレクリーンサポーターズ活動ブログ
https://ameblo.jp/frclsup/

※4 「わたしの川崎フロンターレ」フォトコンテスト 入賞作品
http://kawasaki-miryoku.jp/photo/award#top

多摩川“エコ”ラシコ、、この「近さ」は何事!?

はい、どーも。
昨日は晴天のもと初めて多摩川”エコ”ラシコに参加してきました。
これは川崎フロンターレ選手会が主催する多摩川河川敷の清掃イベント。
地元NPO「とどろき水辺の楽校」や川崎市などのバックアップを得て、2008年から続けられているそうです!

 

2014年は川が増水したため中止となってしまったそうですが、もう9回目となる活動。しかも今回は絶好の清掃日和となりました。というのも10月下旬に台風21号が上陸した際、多摩川はこんな状況になったものですから。

 

もう何やかやと堆積していること、推して知るべし。。

 

そんなこともあってか、好天に恵まれた2017多摩川”エコ”ラシコにはたくさんの参加者が駆けつけました。やっぱりご家族連れが多かったですね!

続々と参加者たちが。好天のもと300人位は集まったのでは? もっとか?

 

フロンターレの2大マスコット”ふろん太”(奥)”カブレラ”(手前)も参上

 

選手たちが登場! 参加者がハイタッチでお出迎え

 

和やかに開会式

 

作戦開始の前にラジオ体操! これも恒例だそう

 

参加者、選手たちが作戦開始! 奥の方でビブスを着ているのが選手

 

今年加入したハイネル選手も違和感ゼロ

 

マスコットの“カブレラ”もトングを使って……。暑いなか大変そう!

 

前月の台風で増水した際、樹木におびただしいゴミが引っかかって、、、こんな状況に

 

筆者が拾ったのは、、衣服? 事件性はないものと思われる(たぶん)

 

それにしても台風の影響なんでしょうが、思わぬものが出てくるものです。
散水用なのかごっついホースもあれば、土のう、クーラーボックス……。
あと「ラジコン禁止」なんて看板も流されて埋もれてましたね。これは田坂祐介選手がお子さん(参加者)たちと引っ張り出したのですが、ナゼかワタクシメが収集所まで運ぶことに。さも自分の手柄みたいに一人で持って歩いて恐縮です。はい。

 

ゴミの集まること集まること。当初トラックは1台の予定だったが、2台に増やしたそうで、、正解!

 

参加したフロンターレの選手は17名だったかな。
彼らが一般参加者たちとまったく垣根なく、一緒にゴミ拾いしている光景が実に印象的でしたね。
「素の表情が見れるのではまりますよね」と笑う方も。あっは!実にわかるなあ。
お子さんなど本当にいい思い出になるんじゃないでしょうか。
ヒーローたちと一緒にゴミ拾いした多摩川、きっとずっと大切にしていくことでしょうね。

 

・関連リンク
川崎フロンターレ公式サイト(告知ページ)
http://www.frontale.co.jp/diary/2017/1024.html

中村憲剛選手のブログ
https://lineblog.me/nakamura_kengo/archives/8361776.html

小林悠選手のブログ
https://lineblog.me/kobayashi_yu/archives/13161617.html

#2017多摩川エコラシコ まとめ – Togetterまとめ
https://togetter.com/li/1170726

川崎らしく、フロンターレらしく

何とか天気も持ちこたえて、無事開催されました。
当ブログでもご紹介してきた「第1回 コスギブルーパーク」。
9月16日(土)は川崎らしく支え、フロンターレらしく応える姿が凝縮された1日になったのではないでしょうか。

「本当にあったかくサポートしていただいて」

川崎フロンターレのスタッフは皆さん、常々そう語ります。
筆者も深く頷くところです。
勝利だけを求めているのではないのだろうな、と。

象徴的なのは、ブーイングしないこと。
応援するチームが悔しい敗戦を喫したとき、まずいプレーをしてしまったとき、「愛のあるブーイング」を浴びせる風習があります。サッカー界には。
けれどフロンターレのファン・サポーターはそれを滅多にしません。
「こんな日もあるさ。一生懸命やっているのはわかってるから、次、がんばろう!」
とでも言うように拍手を送ります。

また他クラブのファン・サポーターが驚くのは、
移籍していった選手にもあったかい拍手を送ること。
対戦相手として相まみえる場で、です。

これはなかなか珍しい文化でしょうね。
素晴らしいと讃える声もあれば、ぬるいと批判する声もありますが。

第1回 コスギブルーパークでも、そんな文化を感じましたね。
では会場となった武蔵小杉駅前広場の様子を見てみましょうか。一部ですが…

お子さまに大人気だった「キックターゲット」

 

新丸子の生花店「フローラルグリーン」による、ふろん太くんのフラワーアートもお見事!

 

フロンターレのマスコット「カブレラ」(左)と「ふろん太」も登場。ビンゴ大会などで大活躍

 

工作コーナーも人気!

 

キッズの手によりアート? スプラッター調? になったカブレラのボード

 

飲食ブースも充実!

 

サポーター歴20年を超える珈琲丸店主

 

「Suki Suki フロンターレ」の取材か?と思いきやMC阿井莉沙さんの姿は見えず

 

KOSUGI CURRYからはフロンターレ仕様のカレーライスが限定100食で登場

 

こちらが限定「川崎フロンターレ応援チキンカレー」。ブルーチーズ、ではなくハーブでブルーに彩ったチーズをトッピング。見た目こわい?けど美味

 

「海老らぁめん」で人気の小杉らぁめん夢番地も出店!

 

川崎バナナ応援特別ブースにて。掲載してよいですか〜と伺ったところ、「もっと弾けた方がよかった!?」と。さすがフロサポ!

 

マルチエンターテインメントダンスチーム”Black Wilder”のパフォーマンス。中央の方は元お笑い芸人だとか!?

 

フリースタイルフットボールも!?

 

BMXパフォーマンスも大いに盛り上がる。ほぉ〜と見入っていたふろん太くんであったが…

 

「え!なに?」

 

「ちょっと!?」

 

「うそーん!!」
※プロライダーによる演技です

 

実行委員会代表の宮田一信さん(azzurro private salon)閉会の挨拶では感極まって…

 

ビール片手にワイワイ楽しむご家族、友だちに誘われてやってきたという親子連れ、鹿児島県からやってきた(!)という方まで……。フロンターレのユニフォームやTシャツに身を包んだ人も、そうでない人も、皆さん本当に楽しそうでした。

 

日頃から地域に根付こうと懸命に活動してきたフロンターレに共感し、協賛してきたサポートショップ、サポートカンパニー。彼らが「何か一緒にやろう」と企画した第1回 コスギブルーパークに、今度はフロンターレが応え、実現したのが第1回 コスギブルーパークです。

奇しくもこの日、チームはJリーグ第26節の清水エスパルス戦(IAIスタジアム日本平)に勝利。わずか3日前の9月13日(水)にACL準々決勝で悔しい逆転敗退を喫しながらも、しっかり立て直した姿を見せています。

筆者は中継を観て「フロンターレの応援歌がよく聞こえるなぁ」と感心しながら、スタジアムでも、街でも、いい循環が生まれていると実感した次第。もちろん勝負事ですから、わが街のクラブが成功すればうれしいし、つまずいたら悔しいでしょう。ただ、そうした結果だけに左右されない関係が育まれているように感じますね。

そのあたりを掘り下げたく、おそらく採算度外視で第1回コスギブルーパークを形にした実行委員会の皆さんに話を伺えればと考えています。ではまた近いうちに。

街とJクラブの好い関係

前回に引き続き、来る9月16日(土)に武蔵小杉駅前で開催される「コスギブルーパーク」について。

 

川崎フロンターレの地域貢献度が高く評価されていると前回触れました。これはJリーグ観戦者を対象とした調査結果ですが、実際のところフロンターレは昔から街に溶け込んでいたなァ〜と思い返すシーンがあります。以下、フロンターレvsボルシア・ドルトムント戦(2015年7月7日)の公式プログラムに掲載していただいたワタクシメのコラムから抜粋します。少々長くなりますけど……。

 

川崎フロンターレを応援する人たちの愛もそれはそれは深いものであり、それにより生み出される等々力劇場なる現象は痛快極まりない。私自身が初めてそれを目撃したのは1999年10月24日。初代J2王座を争う宿敵・FC東京を迎えての天王山だった。

 

武蔵小杉の駅からこのスタジアムまで歩く間、まず驚いたのは商店という商店に掲げられた水色のチームフラッグ、そして水色のユニフォームに身を包み自転車を漕いで等々力へと向かう家族連れの多さだ。同年9月には同じく等々力でJ1のヴェルディ川崎vsベルマーレ平塚戦も観戦していたのだが、ずいぶんと雰囲気が違うなと感じたものだ。

 

「街を挙げて応援するとはこういうことか!」

 

そんな中で始まった試合の展開がまた熱いこと。序盤に先制されては逆転し、追いつかれても突き放す。終わってみれば、見事な3−2の逆転勝利!!

 

「街を背負って闘うとはこういうことか!」

 

1999年ということは、フロンターレ創設3年目ですね。Jリーグ発足当初の盟主であるヴェルディ川崎(現 東京ヴェルディ)のホームゲーム開催日には、ハテ、こんな風に緑色のフラッグやユニフォームが街に溢れていただろうか……と感銘を受けたことを覚えています。

 

そして現在、フロンターレの活動に共感し、協賛するサポートカンパニーは約450社、サポートショップは約700店に上っています。そしてその有志が「川崎フロンターレを通してつながって、地域をもっと盛り上げていきたい」として開催するお祭りが、コスギブルーパークという訳です。

 

何しろ初の試みということで、フロンターレ側には不安もあったといいます。それはそうですよね。フロンターレを媒介として地域の人たちが集まるのだけれど、実際どんなイベントになるかわからないのですから。それでも今回のように、地域の人たちが主体となってフロンターレを絡めた企画が生まれてきたのはクラブ創設21年目にして初めてのこと。ぜひ形にしようとフロンターレも実行委員会に加わり、ミーティングを重ね、準備を進めてきたのだと担当の丹後茉由子さん(川崎フロンターレ スポンサーセールスグループ)は振り返ります。有志一同の熱意に応えたわけですね!

 

「そうですね、不安以上に感謝の思いが強くあって。参加するサポートカンパニー、サポートショップの方々は、もちろんご自身の事業を切り盛りする傍ら、手作りで一生懸命イベントの準備を進めてくださっています。マスコットにちなんだ特別なフラワーアートがあり、当日会場でしか食べられないオリジナルメニューがあります。きっとフロンターレ愛に満ちた場になると思います。ファン・サポーターの皆さんはもちろん、『何だろう?』と気になった地域の方々にも楽しんでいただきたいですね」

 

そう語る丹後さん。自身もサポートカンパニー、サポートショップの心意気に応えるべく、クラブ内でさまざまな調整・準備を進めてきました。イベント当日、会場にはフロンターレのテントやノボリ旗が立ち並び、ふろん太、カブレラという人気マスコットが駆けつけます。お子様が遊べるアトラクションもあり、素敵な賞品(ビンゴゲーム)も用意されています。きっと一体感あるイベントに結実することでしょう。

 

そして「フロンターレって何だか楽しいクラブだな」とスタジアムに足を運ぶ人たちや、「やっぱりフロンターレのある街が好きだな」と感じる人たちが増えれば……。このクラブを媒介に挨拶が交わされ、お互いの顔が見える街に、ひいては安心・安全に暮らせる街に、川崎がなっていくのかもしれません。そのとき、フロンターレは地域貢献度の高いJクラブとしてさらに広く、深く認知されるのではないでしょうか。

 

コスギブルーパーク実行委員会と参加カンパニー、ショップの皆さんで、ミーティング後に集合写真。前列右が今回取材に応じてくださったフロンターレの丹後さん

川崎F サポートショップの挑戦

ちょっとご無沙汰してしまいました!

今週から川崎フロンターレのサポートショップが主導するという、とても珍しいイベントについて紹介していきます。(等々力緑地の再整備についても取材を継続していきますよ)

武蔵小杉駅をご利用の方、大型ビジョンで最近こんなCMを見かけませんか?

これは来る9月16日(土)、こすぎコアパーク(東急東横線 武蔵小杉駅 南口 駅前広場)にて開催される「コスギブルーパーク」の広告なんです。

開催時間は10時〜16時。川崎フロンターレのサポートショップ、サポートカンパニーが集結し、ステージショーにワークショップ、ビンゴ大会、「川崎応援バナナ」特設ブースでの記念撮影、各種グルメと盛りだくさんの内容で地域の人たちを迎えるとのこと。フロンターレからお馴染みのマスコット”ふろん太”“カブレラ”も駆けつけるそうですよ!

 

詳しい内容については以下のフライヤーをご覧ください。記事の終わりに特設サイトへのリンクも張っておきますね。


bluepark_flyer2-3

開催当日は筆者も取材を兼ねてお手伝いしようと思っていますが、できれば特設ブースで記念撮影したいですね。フロンターレのファン・サポーターにお馴染みの「バナナ」を被らせてくれるそうですよ。キッズには「ふろん太ふわふわ」が一押しかな!(但しこのアトラクションは雨天中止)

武蔵小杉駅に初めて登場する「ふろん太ふわふわ」。1回300円、小学6年生までのお子様が対象

 

ちょっと不運もあり、アウェイ清水エスパルス戦の開催日と重なってしまうコスギブルーパーク。ただ、サッカーの試合とは別の面からフロンターレの楽しさを体感できる地域イベントとして非常に楽しめそうです。これまでスタジアムには行ったことがないけれど、何となくフロンターレが気になっているという地元の人、ご家族は足を運んでみてはいかがでしょう。

 

「開催はまだ半月後ですが、皆さんと手探りで準備してきたものがいよいよ形になるんだなあ、と。もう泣きそうです。感無量です!」

 

そう語るのはブルーパーク実行委員会の宮田一信代表。東急東横線 新丸子駅の近くで美容室「azzurro private salon」を営む方ですが、、、そもそもサポートショップ主導で大がかりなイベントを開くことになったのは一体ナゼなんでしょう?

 

コスギブルーパーク開催に向けた打合せ風景。中央に立っているのが宮本一信代表

 

「そうですね、大きな会社でなく街のショップが(自分の店を切り盛りしながら)行うのでいろいろと大変なのですが……。川崎フロンターレをサポートするショップ、会社、個人の方々と触れ合うなか、SNSでグループを立ち上げたのがきっかけです。せっかくだから何か形に残したいなと」

 

商店街とはまた違ったコミュニティによる手作りイベント、というところですね。本当に大変だったことでしょう。

 

「フロンターレの方々にも相談しながら、会場の使用を関係各所にご承諾いただき何とか話を具現化してきました。共催のこすぎコアパーク管理運営協議会、後援の川崎市中原区(行政)にも本当に感謝しております」

 

クラブともしっかり連携してきたんですね。

 

「そうですね! 地域貢献度で日本一のフロンターレ(※)と、そんな地元のクラブを愛する私たちが、一緒になって日本初の手作りイベントを開催するというのがポイントです。フロンターレをまちの力で日本一のクラブにするとともに、このまちを日本一素敵なまちにしたいと思っているんです」

 

なるほど! フロンターレもかなり前掛かりになって運営に加わっているということで、その思いも伺いたいところですね。宮田さん、ありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。

コスギブルーパーク開催への準備を進める、実行委員会と参加サポートショップの皆さん。みんなでイベントを成功させます!

 

※地域貢献度で日本一
JリーグではJ1・J2リーグ戦の観戦者を対象とし、サッカーおよびクラブがホームタウンや地域社会にどのような影響を与えているか毎年調査を行っている。そのなかで川崎フロンターレは「地域に大きな貢献をしている」クラブとして、2010年〜2015年まで6年連続1位という栄誉を得た。さらに2016年も松本山雅FCと並んで最高レベルの評価を受けている。

 

 

■コスギブルーパークの詳細はコチラ

https://www.shippo.co.jp/kosugi/

 

等々力緑地から輪を広げよう

引き続き等々力陸上競技場の整備について、川崎市スポーツ振興議員連盟(以下、スポーツ議連)の石田康博会長、押本吉司副会長にお話をうかがいます。

今度の改築にあたっては、スタジアムだけでなく、それを含む等々力緑地という場が川崎にとってどういう存在になっていくかが前提になると聞きます。なるほど、重要な視点ですよね。では、それを踏まえた議論は進んでいるのでしょうか。

 

石田会長 等々力緑地は、市街地にも近く、多数の運動施設や文化施設があることから、私としては、こうした資源を活かし、等々力緑地を核として市域全体にスポーツ振興や市民文化の輪が広がっていく。そんな方向性が望ましいのではないかと考えています。

等々力緑地をめぐる議論としては、学識者や利用団体等が参加して広域的なまちづくりと緑地のあり方等が検討され、2011年に「等々力緑地再編整備実施計画」がとりまとめられた経過があります。市ではこの緑地全体の計画に基づいて陸上競技場などの再整備を進めていますが、議会への報告によると、さらに魅力ある公園となるよう、今年度、官民連携を含めた緑地全体の整備・管理などについて調査を実施する予定としていますので、こうした動きが地域のアイデンティティにつながっていくよう適宜確認していきたいと考えています。

 

石田議員

等々力陸上競技場で5月28日に開催された川崎市障害者スポーツ大会に駆けつけ、挨拶する石田会長。この日は「等々力・・・」に関するシンポジウムにも参加

 

「等々力緑地再編整備実施計画」ですね! 市のWEBサイトで資料を見てみたところ、アクセス改善まで考えられていて非常に興味深いです。こちら当ブログでもじっくり紹介していきたいと思います。

 

そして官民連携を含めた緑地全体の整備・管理というのはすごく関心があります。去る5月28日に開催された「等々力をスポーツの聖地に!」に関するシンポジウムにおいても、川崎フロンターレの藁科義弘社長が意欲を示していましたね。さらに「この公園を発展させていくときに、昔の仲間がカギになると私は考えています」と夢を語ったのも印象的でした。「昔の仲間」とは多摩川を挟んだ東京都内の町−−世田谷区の等々力や上野毛、大田区の下丸子などを指しているようですが、この点についてもお聞かせください。今後どのような連携がありうると考えられますか。

 

押本副会長 川崎市と隣接する世田谷区や大田区とはこれまでも、文化や観光面での交流はありました。今後は、スポーツの交流や連携ももちろんあってもいいかと思います。

同様の地名も交流のきっかけとして活用できると考えますので、例えば、多摩川に近接している等々力緑地を拠点において、両岸の土手沿いにあるサイクリングコースの周遊やマラソンコースの設定、名所めぐりを演出する等、レジャーやスポーツ振興を核としながら、街と街、市民同士の交流が進展し、これまで以上に多摩川を囲んで地域の賑わいが活気づくことを期待しています。

押本吉司副会長は、川崎青年会議所の一員として『JリーグVIPルーム観戦&特別講演会』を昨年に続いて運営(写真は昨年のもの)

 

なるほど! 多摩川の両岸を使って周遊コースを設定するのは楽しそうですね。世田谷区の等々力渓谷という名所もありますし、これから等々力大橋(仮)が完成すれば、等々力緑地と結ぶレジャー企画もできるかもしれません。これは夢が広がるなと。

 

石田会長、押本副会長、このたびは3回にわたりご協力いただき、ありがとうございました。今後も市の資料を見つつ、時折お話をうかがえればと思います。