ずいぶん投稿をサボっておりました当ブログですが、
実は先のワールドカップ開催中に大変興味深いトピックがありました。

情報を寄せてくださったのは川崎市議会議員の押本吉司さん。
以前も川崎市スポーツ振興議員連盟副会長として当ブログにご登場いただいた方です。

その押本議員と同じ「みらい川崎市議会議員団」に所属す雨笠裕治議員が、
等々力陸上競技場の第2期整備(サイド・バックスタンドの改築)について、
川崎市緑政局から素敵な答弁を引き出したというのです。
なんと、まだ民間事業者からの提案があれば全面改築の可能性を模索するというんです。

少しだけおさらいしましょう。
下記は2017年時点での検討状況です。

増改築案が最有力(川崎市)

 

これが2018年3月には「増改築案」に絞られ、事業化されると認識しておったのですが。
下記画像も2017年時点の資料です。

第1期整備としてメインスタンドの全面改築が既に完了。続く第2期整備の内容がが2018年3月に固まり、事業化される予定(川崎市「整備の基本方針」案より)

 

ところが、ですよ。
前述の通り6月27日の川崎市議会 一般質問において、
まだ全面改築となる可能性もあることがわかったのです。

Q 雨笠裕治議員
「公設方式を前提とした整備の基本方針は、増改築案を基本とするが、民間活力を導入する整備方式を選択すると全面改築の可能性も出てくるのか。もしありうる場合は起債償還の負担は市と民間、どちらが責任を負うのか。さらに償還するための条件を、例えば4万人以上(収容)のSクラスにした場合、そういう風な整備効果が高い時については償還をやむなくするというような条件を整理して明示しなければ市民の理解も得られませんし民間は提案をできませんけれど、このことについての局(川崎市 建設緑政局)の考え方をいただきたいと思います」

A 緑政局長
「民間事業者による全面改築の提案を受けた場合は、その可能性についても検討してまいりたいと考えております。また全面改築を選択した場合、既存施設にかかる起債の繰上償還については市の責務であると考えております」

以上、下記議会中継より抜粋させていただきました。5分20秒あたりからです。
http://www.kawasaki-council.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=2972

 

 

増改築案は現状の2階部分を残しつつ、1階席を改築、3階席を増築するもの。
全面改築となれば既存の1・2階席をすべて取り壊すことになる訳ですが、
「現施設整備の際の市債(平成28年次で約31億円)が残っており、繰上償還する必要がある」
というのがネックになっていたんですね。
そこで既存躯体(1・2階部分)は資産価値も目標耐用年数も半分以上残っているんだから、
できる限り生かそうよと。

現実的ではありますよね。

他方、それで魅力的なスタジアムが出来上がるのかという議論もあります。
詳しくは下記記事をご覧ください。

■等々力の明日はどっちだ?(当ブログ 2018.1.4)

等々力の明日はどっちだ?

 

さて、これから民間事業者による具体的な案が出てくるのか。
それとも増改築で行くことになるのか。
はたまた、どちらにも進まず時間だけが過ぎていくのか……。
引き続き関心を持って見守りたいと思います。

押本議員、貴重な情報をありがとうございました!!
すっかり遅くなってしまい恐縮です。